スターウォーズの謎、伏線考察

スターウォーズの謎、伏線を考えていきます!

ベンソロの死が意味するもの。ダース・プレイガスの秘術がついに明らかに!?

シリーズ完結編スカイウォーカーの夜明けで、ベンソロはアナキンやルークが成しえなかった「愛するものを救う」ということを達成しました。これについては、以前の記事で説明しました。

 

 

ただ、レイの命を救った代償としてベンソロは命を落としてしまいました。

この「命を救う」というフォースの能力ですが、以前にもその存在が示唆されていたことをご存じでしょうか?

エピソード3でパルパティーンがアナキンを暗黒面に誘う際に、「君は賢人ダース・プレイガスの秘術を知っているかね?」とこの話を持ち出しました。続けて「ダース・プレイガスはミディクロリアンに影響を与えて生命を創造することができた。この力があれば、生きている者の命を保つことなど容易いと思わないかね?」と話していました。

 

 

ちなみにクワイガンはアナキンのミディクロリアン値がヨーダ以上に高いことを突き止め、「創造主はミディクロリアンかと」とジェダイ評議会に報告していました。このことから、アナキンはダース・プレイガスによって生み出されたとも噂されています。真相は明らかにされていませんが…。

 

 

話がそれましたが、スカイウォーカーの夜明けでは、これまで「ダース・プレイガスの秘術」と言われ謎に包まれていたフォースの使い方を体現したと思われる者が二人いました。

他ならぬレイとベンソロです。

レイは地下で出会った傷ついた謎の生物、自分で貫いたベンソロの傷をこのフォースの力で癒しました。これはパルパティーンが話していたダース・プレイガスの秘術の「生きている者の命を保つこと」に当たるのではないでしょうか?

一方、ベンソロはパルパティーンとの戦いで息絶えたレイをフォースで蘇らせました。

これは「ミディクロリアンに影響を与えて生命を創造すること」に当たるのではないでしょうか?

 

 

ではなぜ、今までの歴代のジェダイもシスもほとんどできなかったこの秘術を、レイとベンソロは使えたのでしょうか?

個人的な見解ですが、フォースのバランスがキーワードになると思います。

これまでのジェダイやシスは、ジェダイならジェダイの道、シスならシスの道を極めることだけを考えていました。つまり極端に偏った学びしかしていなかったのです。

一方、ベンソロは最初ルークの下でジェダイの道を学び、その後スノーク(正体はパルパティーンですが)の下でシスの道を学びました。つまり両方をバランスよく学んだことになります。

レイはルークの下でジェダイの道しか学んでいませんが、誰にも教えてもらわなくてもフォースを使えたこと、パルパティーンの血筋であることを考えると、極めて高い潜在能力とシスの血があったのでしょう。なので、生まれながらにシスの道を学んでおり、ルークの下でジェダイについても学んだということなのでしょう。

 

 

過去にもアナキンがジェダイの道を学んだ後、シスの道を学びましたが、両手両足を失い全身に重傷を負ったことで、フォースの潜在能力をすべて開花させることはできなくなったと小説版などに書かれているので、この秘術を習得するには至らなかったのではいでしょうか。ドゥークーも両方の道を学びましたが、フォースの潜在能力が足りなかったのかもしれません。

 

 

「生きている者の命を保つこと」より「生命を創造すること」の方が体に負担がかかるためか、このフォースの使い方をしたベンソロは激戦の疲労や負傷もあり命を落としてしまいました。

ちなみに「生命を創造すること」の方が体に負担がかかるという仮説について書きます。パルパティーンは「ダース・プレイガスの寝こみを襲って殺害した」と言っています。生命を創造できるほどのフォースの使い方をマスターした者が、寝こみを襲われてあっさり殺害されるでしょうか?このことがずっと疑問でした。それほどの熟練者なら寝ていても危険を簡単に察知できるのではないでしょうか?もし、ダース・プレイガスが初めて実験的に「生命を創造する」フォースの使い方をして、予期せぬ疲労感に襲われたとしたらどうでしょう?その結果、彼は寝込んでしまい、そこを殺害されてしまった。それなら納得できる気がします。その実験の結果、誕生したのがアナキンなのかもしれません…。

 

 

ベンソロがカイロレンになったのは、エピソード7でハンソロやレイアが「自分の世界に逃げないでもっとちゃんと息子に向き合うべきだった」と言っていたことや、エピソード8で明かされた叔父のルークに殺されかけたことを考えると、両親に捨てられ、叔父にも捨てられたどころか殺されかけたことが主な原因でしょう。

 

 

つまりベンソロは自分ではどうしようもできなかった周りの不可抗力が原因でカイロレンになったのです。カイロレンになった責任は彼にはないのです。最も、その後カイロレンに殺害された者がいるので、彼には非がないとは一概には言えないのですが…。

そんなカイロレンが最後にどうなるのかかなり注目していたのですが、結果は他人のために命を捧げて自らは命を落とすというものでした。

ベンソロに戻れたし、最終的にはフォースと一つになれたのでよかったのではないかと言う人もいますが、命を失くしたわけです。

いかなる理不尽な環境に追い込まれようとも、その環境が原因で犯してしまった罪だとしても、自分の罪は自分で償わなければならないという製作者の意図が透けて見えます。

いわゆる自己責任論です。これだからディ〇ニーは好かん…。

 

 

そんな自己責任論を変えようと必死に努力している、れいわ新選組山本太郎さんをますます支援しないといけないと強く感じました。

 

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